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2014年6月4日    コミュニティの課題と可能性を考える会 
 静岡県富士宮市にある木の花ファミリーは今年で創立20年を迎え、2007年ごろからエコビレッジとしても知られ、自給自足をしながら暮らす生活共同体として多くの評価を得てきました。
特に、自給率の高さや0.8という日本の平均の3分の1にあたるエコロジカルフットプリントなどは、世界のエコビレッジの中でもトップクラスで、国内外で高い評価を得てきました。
エコビレッジ国際会議でも紹介されましたし、国際的なエコビレッジの教育機関であるガイア・エデュケーションからも認められ、 EDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)(注)という教育プログラムの開催地として、2012年、2013年、2014年の開催を承認されてきました。テレビや雑誌でも紹介され、書籍も二冊刊行されています(『心を耕す家族の行方―木の花ファミリーのゆたかな夢』2007年ロゴス、『血縁を超える自給自足の大家族―富士山麓からのメッセージ』2012年ロゴス)。
さらに2013年には木の花ファミリーを題材にした『確固たる居場所』というドキュメンタリー映画も公開されました。
(注) EDEは、日本では今まで二つの形態で行われました。
一つは、NPO法人懐かしい未来と日本エコビレッジ推進プロジェクトが有志とともに行った『 第1期EDE(2008−09年)』と『 第2期EDE(2010−11年)』。
もう一つは、木の花ファミリーが開催した、2012年、2013年、2014年の『 EDE at 木の花ファミリー』です。
 ところが、2014年2月の開催を最後に、ガイア・エデュケーションは木の花ファミリーにおいてのEDEの開催を今後承認しない決定を下しました。
また、『確固たる居場所』は、2013年の12月に監督が上映を中止しました。
そして、書籍を刊行したロゴスは上記二冊を絶版としています。 
その理由は、木の花ファミリーには暴力をはじめとする問題があるとの指摘が、被害を受けた人を含めて複数の人からなされたからです。
 私たちは木の花ファミリーの実践を持続可能な暮らしの先進事例として理解し、社会に紹介してきました。したがって、今回指摘のあった問題を重く受け止め、事実を確認するために目撃者等の情報を集めた結果、看過できない出来事が起きていた可能性が高いことがわかりました。
 看過できないと考えた理由は2つあります。
まず、私たちは、世界の多くのエコビレッジと同様、持続可能な暮らしは非暴力の原則に拠るべきだと考えているからです。そしてもう1つは木の花ファミリーでの生活や滞在の中で、暴力による被害を受けたことに苦しんだり悩んだりしている人たちが(様々な理由から直接声を上げることはできませんが)、実際にいることを確認しているからです。
 現在、木の花ファミリーはエコビレッジとしてではなく、「菩薩の里 」 として活動を続けています。
私たちは、メンバーがその状況に満足している限り、彼らの営みを否定するつもりはありません。
しかしながら、今まで紹介してきた人たちに対して責任を感じています。
残念なことに、現時点では、木の花ファミリーを安全な場所として紹介することが私たちにはできません。 詳しい内容は以下のページにまとめましたのでご覧ください。
<  実際に何が起きていたのか  (2016/2/12、更新) >
 また、空閑厚樹氏、林悦子氏は、2014年の3月に『H24ニッセイ財団環境問題 若手研究奨励研究助成報告書』の中で、木の花の問題を研究対象として取り上げています。両氏の了解が得られましたので同報告書の抜粋を転載します。ご関心のある方は、以下のPDFファイルをお読みください。
<  H24ニッセイ財団環境問題 若手研究奨励研究助成報告書(抜粋:空閑執筆分)   >
<  H24ニッセイ財団環境問題 若手研究奨励研究助成報告書(抜粋:林執筆分)     >
 エコビレッジ運動に何らかの形で関わっている方々を含め、さまざまな立場の方がご意見をお持ちになると思います。この件に関してインターネット上に掲示板を設置したり、直接話し合う場を設けたりすることを検討しています。しばらくはご意見などがありましたら、以下のメールアドレスにお寄せください。
 ( 頂いたご意見等は、必要に応じて本HPに掲載させて頂くことを予定しております )
<  nagareboshi022673@yahoo.co.jp   >
発起人 肩書き
伯宮幸明
石塚幸太郎
鎌田陽司
三谷五一
澤則雄
半農半小説家、エコビレッジをテーマにした小説を執筆
大学教員、日本エコビレッジ推進プロジェクトのメンバー
「NPO法人懐かしい未来」代表 元第1期第2期EDE運営委員代表
懐かしい未来メーリングリスト管理人、元第2期EDE運営委員
テレビプロデューサー、『確固たる居場所』の監督
賛同者 肩書き
村岡到
風かおる
ロゴス編集者
心理カウンセラー、アートセラピスト、元第1期、第2期EDE運営委員
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